解決策は本人の中にある?

はい、こんにちはー。

今日も、能力を増やすとか幸せに生きるとか成長するとか、そんな感じのことを語っていきますねー。

さっそくなんですが、セラピーとか、教育とか、自己啓発とかコーチングとかでね、

よく「解決策は本人の中にある」とかっていうじゃないですかー。

「我々は質問するだけでいい」とかね、「無意識は賢く答えを知っている」とか言うんですけどね。

「え! そんなことってあるの? どういうこと?」と思う一方で、

「いやいや、そんなことはない、やはりティーチングをしなければ」だとか、

「本人の望みを助けるために情報を与えるのはOK」とか、いろんな考え方があるんですよねー。

でね、こういうことについて「どないやねん」と思っている人のために、解説をしちゃいますねー。

教えてる側なはずの人も混乱している人とかいるのでね、もうはっきり言っちゃいます(笑)

結論から言うと、解決策は本人の中にある、はちょっとウソなんですね。

どうウソかというと、正解は

「無意識は(=体は)情報を集めてきて、その個人にとって最適な答えを作り出す能力がある」

なんですねー。

ここがこんがらがっているから、コーチングやら潜在能力の教育とかやらで、わけわからない混乱になっている人が生まれたりするんですねー。

まずね、知識がないことについては考えたり覚えたり想像したりできないのでね。ただ傾聴しているだけで本人の変容が促されるとかはないんですよね。

どうしてもね、本人が色んな、今まで知らなかった情報を取りにいったりしないといけないんですよ。

だから解決策は、その時点の本人の中にはないんです。

で、その情報を与えるのは、目の前の教師役の人でも、別のとこにいる誰かでも、図書館の本とかでもいいんですけどね。

じゃあ「解決策が外にあるんなら、はじめっからその人に教えりゃいいじゃん」みたいな話しになるかというと、これはそうもならないんですね。

というのもね、本人にとって最適な答えって、本人がしっくりくるものを編み出すもんなんですね。

大谷翔平さんが、イチローさんのバッティングフォームを真似してもダメなんですね。調子崩しそうじゃないですか(笑)

あくまで原理とか考え方とかアプローチとか、そうした情報を集めるのは大事なんですが、しっくりする策を編み出すのは本人なんです。

というのも、人は一人ひとり、欲望も感受性もエネルギーの発散の方法も身体表現も、全員微妙に違うからなんですね。千差万別なんですよ。

だから他人のやり方をそのまま持ってきても、自分にちょっと合わないものになっちゃったり、人によっては危険なんですよね。

だからそのまま真似しても願望は叶ったりしないし、困ったことになっちゃうんですね。

で、多くの情報を集めて試行錯誤して、自分なりにアレンジして表現できたときに願望実現が成功して、それがまさにその人の個性にピッタリ合っているもんだから、そこだけ見ると「無意識はこれをやりたがっていたんだな」=答えを知っていたんだな。みたいな誤解になるのかもしれませんねー。

まぁ、そこまで外れた表現じゃないのかもしれませんけどねー。というのもね、人間って子どものときは、自分の欲求炸裂で、やりたいことをその子らしく表現してるじゃないですか。

「僕、こうしたい!」って、直感的にわかって向かっていきますもんねー。

大人にやってる自己啓発とかコーチングやらって、この大好きな、その人にピッタリな、本当にやりたい嬉しいことに向かってもらうため、そのやり方を編み出してもらうための方法論だったりするんですよね、本来はね。まぁ、変なものもめちゃめちゃありますけどねー。

でね、人間の無意識とか脳とか心って、全自動で情報をいつも収集しているんですよ。興味あることとか、自分の生活に影響することとかって、勝手に拾って処理をしちゃってるんです。

本屋のマンガコーナーとか行くとね、たくさんの本がありすぎてよくわからないほどなのに、好きなマンガの最新刊とか、ぱって目に飛び込んできたりするじゃないですか。

好きなアイドルが表紙の雑誌とか、自分で見つけるつもりがなくても目に入りますよね。

これが無意識の力でして、自分の好みや興味に合わせて、勝手に色んな処理をしてくれるんです。もちろん、好きなものだけじゃなくて危険なものとか嫌いなものも、ちゃんと注目してくれますけれどね。

もしも子どものときには感じていたような、でもいまはわからなくなっている潜在的な願望に向けて前進していった場合、本人の脳は今まで見えていなかったものに興味を持ったり、違和感に気づいたり、色々な可能性に向かって試行錯誤を始めます。まぁもちろん壁につまづいたり失敗もするんですがね。

視座を上げて眺めれば、この過程の処理を勝手に進めているのは自分の無意識(=体)ですので、

「無意識は(=体は)情報を集めてきて、その個人にとって最適な答えを作り出す能力がある」

ということになるんですねー。

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